毎月介護付有料老人ホームへオンラインで音楽ワークをお届けしています。通常は全6館の施設をオンラインでつないでの同時開催となっています。
最初にフルートとウクレレで6~7曲ほど演奏を聞いていただいています。中には曲に合わせて体を揺らしたり、手で指揮をしたり、手拍子を叩いたりしてくださる方もいます。
認知症があるご高齢者が中心なので、ワークが始まってからの歌は童謡、唱歌が中心です。代わりにワークの始まる前の「ウクレレ&フルート」の時間に昔流行った歌謡曲を入れています。
本篇のワークでは8曲ほど毎回歌うのですが、長い曲は1番のみにするなどして、「疲れない」「飽きない」ようにします。間にお話しを挟んで、オンラインでも「自分に話しかけてくれているんだ」と感じてもらえるようにしています。手ではリズム(ビートに近い)を取りながら歌うことにチャレンジしもらっています。
画面越しに表情に注目しているのですが、最初の頃はほとんどこちらの問いかけに反応が無い方もいました。最近は、ワークの間、口を動かして音楽に反応してくださったり、こちらが話しているとじっと画面を見て聞いてくださるようになり、こういった変化が、なにより嬉しいのです。
月に1度は、必ずその場で参加してくださった施設のスタッフの方にフィードバックいただく機会としての会議を行っています。オンラインに慣れていないころは音声が途切れがちで、参加されたご高齢者が期限を損ねて出て行かれたという報告もありましたが、最近は皆さん、音楽ワークを楽しみにしてくださっているとお聞きして、オンラインでもやれることがあるのだと実感しています。
オンライン音楽ワークには
1. ZOOMができる環境 2.大きな画面とスピーカーで音量を増幅できること 3.現場のスタッフさん以外でZOOMを管理してくださる方(歌詞カードとZOOM画面の切り替え操作や、現場の機器トラブル、通信トラブルに対処可能な方)が必要です。
ご興味のある方は一度お問い合わせください。