5月25日、茅ケ崎にある住宅型有料老人ホーム「ネオ・サミット茅ケ崎」で、繁田雅弘先生の特別公開講演会が行われました。主催は、通常私たちがオンラインで音楽ワークショップを提供させていただいている「大和ハウスライフサポート株式会社」さん。ご来場いただいたのは、近隣住民の方の他、ネオ・サミットのご入居者さまたちも加わり、50名の定員は満席でした。私たちも、会場の皆さまと一緒に音楽と歌唱を楽しむ時間をウクレレとフルートで提供させていただきました。
40年認知症医療に携わってこられた繁田先生の講演会は、「患者としての前に一人の人間の人生と向き合う」という姿勢がとても印象的でした。その率直で柔らかい語り口調に会場全体が引き込まれた1時間でした。
その後の私たちの演奏会(音楽ワーク)では、実際に認知症の当事者の方がたくさん参加してくださいました。後から介護されている方にうかがった話では、普段はほとんど会話に参加もせず活動に乏しい方が、お腹から声をだして全身で歌うことを楽しんでいたのに、とても驚いたそうです。
今後もさらに、このような機会を作っていければと考えています。